・ISBN:9788936434120
・発売日:2014-05-19
・著者:ハン・ガン 한강
・出版社:Changbi 창비
・本の大きさ,重さなど:210x145x13 mm, 300 g, 216 pages
・本文言語:韓国語
この本は、1980年の韓国の光州で起こった5・18民主化運動を描いている。当時、光州は軍事政権によって孤立し、多くの人々が警察や軍隊によって命や尊厳を奪われた。この本は、その最後の場所にいた人々の物語である。彼らは最後まで何かを信じ、それを守ろうとした人たちだった。至る所で彼らの生が踏みにじまれる光景は、本を閉じたくなる気持ちを抱かせるかもしれない。それでも本を読み続けざるを得ないのは、それが彼らの最後であってはならないという思いがより大きいからであろう。そして、この物語の終わりで、彼らが最後まで残したものが何であったのかを知ることになるだろう。
1970年光州生まれ。ヨンセ大学国文学科で学んだ。1993年に『文学と社会』に詩を発表し、翌年にソウル新聞の新春文芸で短編小説「赤い碇」が当選し、作家活動を始めた。
長編小説『黒い鹿』、『あなたの冷たい手』、『菜食主義者』、『風が吹く、行け』、『ギリシャ語の時間』、『少年が来る』、短編小説集『麗水の愛』、『私の女の実』、詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』などの作品がある。万海文学賞、黄順元文学賞、東里文学賞、李箱文学賞、今日の若い芸術家賞、韓国小説文学賞を受賞した。
2007年に出版した『菜食主義者』は、英語版がニューヨーク・タイムズなど多くのメディアで好評を受け、2016年にブッカー国際賞を受賞した。万海文学賞受賞作『少年が来る』の海外翻訳権も20か国に売れた。この作品でマラパルテ文学賞も受賞した。2023年、小説『別れを告げない』がメディシス外国文学賞を受賞した。2024年、韓国の作家として初めてノーベル文学賞を受賞した。
당신들을 잃은 뒤, 우리들의 시간은 저녁이 되었습니다. 우리들의 집과 거리가 저녁이 되었습니다. 더이상 어두워지지도, 다시 밝아지지도 않는 저녁 속에서 우리들은 밥을 먹고, 걸음을 걷고 잠을 잡니다.
당신이 죽은 뒤 장례식을 치르지 못해, 내 삶이 장례식이 되었습니다.
……동호야.